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2012年12月04日(Tue)

【読了】僕たちは監視されている (このラノベがすごい!文庫) ※ネタばれが含まれます

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※ネタばれが含まれますので、お嫌いな方はおやめください















概要

社会はIPS症候群=通商クローらと呼ばれる依存症に似た症状を起こす病が蔓延していた。

禁断症状に陥ると、自傷他害の恐れが高くなる深刻な病。

発症原因は不明。予防法も対策もなし。患者数は増加の一途。

唯一の対策として国は、IPI配信者=コンテンツと呼ばれる配信をすることで、一時を凌いでいた。

そんな中、コンテンツの祭とコンテンツのユイガが出会ったことで物語が始まる。


感想

まずはじめ。「僕たちは監視されている」という重々しいタイトルに惹かれて購入してみたが、

なかなかに面白い。

作者の里田和登さんは執筆がこの作品が初めてらしいが、

初めてらしい言葉回しが初々しい。

それ以外は文体は特徴はなく、読みにくくも読みやすくもなく可もなく不可もなく。

舞台背景や設定がなかなかに風刺的で、クローラ、コンテンツと言った少し現代にも通じている設定がちらほら。

序盤の語り口には少々ブラックジョークをかませつつと中々におもしろいが、

中盤、後半と進むにつれて、ジョークをかませなくなる構成。

後半の盛り上がりは胸にこみ上げるものがある。さすが青春を謳っただけあると思える青さだ。

後半の盛り上がりに酔っていると、少しラストに拍子抜けかもしれない。

二人の関係に関してもっと言葉を重ねるべきだったのではないかと思ってみるが。

読み切ってからの後味はやはり2巻で補填してほしい。

全体を通して、祭の素直で純粋な心情と一葉の破天荒で冷静な分析が冴える一冊。

祭の一生懸命な秘密や悩み、苦悩を一つ一つ丁寧に考え、様々な悩みを一つ一つ丁寧に解決していく。

ユイガの秘密や苦悩を一生懸命理解しようと頑張る。

そんな状況の中、配信による監視やどうにもならない苦悩を超えて、

祭はなお一層綺麗に笑い、ユイガはさみしさを乗り越える。

そんな印象


ラノベにしてはなかなかの出来ではないだろうか。

あくまで「『僕』たちは『監視されている』」に尽きる。

毛色に合うか合わないかは人それぞれだと思うが、個人的には入門編としてはいい作品なのではないだろうか

あまりディープな内容すぎず、そこそこブラックで、それでいて後味は悪くはない。

可もなく不可もなく、しかし悪でも良でもない。


祭の純粋さ、本当のやさしさ。一葉の狡猾さ、かっこよさ。ユイガの愚直さ、ある意味での打たれ弱さ。

そして、祭とユイガの強さ、気高さ。

その一端に触れてみる意味では、一見の価値があると思う。
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│posted at 23:47:09│ コメント 2件トラックバック 0件
■この記事へのコメント
≫整形外科医 麻生泰
URL│posted at 2013-01-02(Wed)18:05│編集
それいいですね!
≫惠藤憲二
URL│posted at 2012-12-16(Sun)20:41│編集
いいじゃん!
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